雇用保険とは?

条件を満たしている労働者は自動的に加入の義務が発生するという雇用保険ですが、そもそもこの雇用保険とはどういうものなのか、皆さんご存知でしょうか?良く分からないままとりあえず加入しておくよりも、雇用保険についての基礎的な事を押さえておくことで、毎月引かれる雇用保険料も納得して支払うことが出来るのではないでしょうか?それでは雇用保険とはどういうものか、まずは基礎的な部分から解説していきます!

雇用保険とはどのような制度?

雇用保険とは従業員の失業時に備えた保険
雇用保険は、労働者が失業時に無収入となることから、生活費・求職活動費として必要な給付がなされる社会保障制度であり、多くの人々に活用されてきています。ある程度の生活保障が約束されていれば、求職活動にもきちんと身を置くことが出来るようになりますよね。

誰のための制度なのか?
雇用保険は上に挙げた通り「労働者」のための制度ではありますが、失業時だけでなく、出産・育児・介護等により働き続けることが難しくなって離職せざるを得なかった人に対しても、時間を置いて再求職活動をする際に役立ってくれる制度でもあります。

雇用保険と社会保険の違いとは?

日本国民であれば加入が義務付けられている「社会保険制度」とは、
・医療保険(健康保険・国民健康保険)
・年金(国民年金・厚生年金)
・介護保険
・雇用保険
・労災保険
という5つの公的な保険制度のことで、国民の生活を様々な場面で保障するものです。このうち「雇用保険」と「労災保険」は会社などで雇用されている人だけが対象になります。そのため社会保険と言うと、全ての国民が対象となる「医療保険」「年金」「介護保険」の3つを指す場合が多いですが、より一般的な意味合いとしては会社員が対象となる「医療保険(健康保険)」と「年金(厚生年金)」の2つの保険を指す場合が多いようです。これらの一般的な社会保険と雇用保険は区別される場合が多いため、両者の違いを見ていきましょう。